
【医療脱毛のメリット・デメリット】クリニック選びは慎重に
目次
- 医療脱毛のデメリットとメリットってなに?
- 医療脱毛の6つのデメリット
- 施術期間中に気をつけなきゃいけないこと
- 医療脱毛のメリット
- クリニック選びココを確認!重要な3つのポイント
- 自分にあった医療脱毛の方法を選ぼう
医療脱毛のデメリットとメリットってなに?

医療脱毛について、「クリニックで脱毛するんだから絶対安全でしょ?」なんて思っていませんか?いえいえ。医療脱毛でも副作用が起きることはあります。
ですが安心してください!事前に医療脱毛にはどんなデメリットがあるのかを知ることで副作用を防いだり、万が一お肌に異変が起きたとしても適切に対応することができます。医療脱毛には脱毛効果が高いといったメリットも多くあるので、デメリットを理解したうえで医療脱毛を行うかどうか決めましょう。

あと脱毛を成功させるにはクリニック選びも重要なポイントです。「近いから」という理由だけで決めては絶対にダメですよ!クリニック選びのコツも最後にご紹介するのでぜひそちらも参考にしてみてくださいね。
医療脱毛の6つのデメリット
①痛みが強い
エステ脱毛よりも痛みが強いと言われている医療脱毛。痛みの度合いは部位によっても違い、特にVIOや顔周りは激しい痛みを感じる人が多いようです。では一体どのような痛みなのでしょうか。これも医療脱毛の怖いところで人によっても痛みの度合いが全く違うため「大体このくらいの痛み」という例えができないのです。
「輪ゴムでパチンと弾かれた程度の痛み」という人もいれば「刺されるような痛みで通院を断念した」という人もおり、どのくらい痛いかは実際経験してみないと分かりません。ただし医療脱毛では麻酔を使用することが出来るので、痛みに弱いという人は事前に医師に麻酔の使用を相談しておくと安心でしょう。




主な麻酔の種類 | 特徴 |
---|---|
麻酔クリーム | 塗るタイプの麻酔。効果は低く人によってはあまり効果が感じられないこともあります。 |
麻酔テープ | 薬剤の付いたテープを貼る麻酔。麻酔クリーム同様効き目は弱い目です。 |
笑気麻酔 | ガスタイプの麻酔。麻酔クリームや麻酔テープよりも効果が高いです。ガスを吸引することでお酒に酔ったような気分になり、頭がボーッとしてきて痛みを感じにくくなります。 |
②価格が高い
サロンによっても違いますが、エステサロンで全身脱毛をしようとすると大体20万円~50万円かかるのに対して医療脱毛は大体40万円~100万円、クリニックによっては150万円以上かかることもあり、費用的負担が大きくなってしまいます。ただクリニックによって価格に大きな差があり、例えば湘南美容外科クリニックでは両ワキの脱毛(5回コース)が1000円で受けられたりと、エステサロンよりも安いか同じ程度の費用で脱毛できる場合もあります。
③肌に負担がかかりやすい
レーザー治療ではメラニン色素だけに反応するレーザー光線を肌に照射し、毛根を破壊します。ただ医療脱毛で使用するレーザー光線はエステ脱毛で使用するものより威力が強く、毛穴の周りの皮膚が炎症を起こしてしまう場合があるのです。肌に異変を感じたら「大丈夫だろう」と放っておかずクリニックで診てもらうことが大切です。
主な肌トラブル | 症状 | 対処法 |
---|---|---|
かゆみや赤みが出る | 脱毛した部位が赤くなる・かゆみがある | 保冷剤で冷やし、しっかりと保湿をしましょう。それでも治らないようであればクリニックで診察してもらいましょう。 |
火傷になる | 脱毛した部位が赤く腫れる・熱をもっている・ヒリヒリする・水膨れになっている | すぐに保冷剤や水で冷やし、早急にクリニックで診察してもらいましょう。 |
色素沈着 | 脱毛後に起きた炎症が肌を傷つけメラニンが分泌することで肌に黒ずみができてしまう現象 | クリニックで診察してもらいましょう。通常は肌のターンオーバーにより数カ月かけて自然にはがれ落ちていきます。 |
毛嚢炎 | ニキビのような赤いポツポツとしたした炎症 | 数日しても治らないようであればクリニックで診察してもらいましょう。 |
硬毛化 | 脱毛をしたにも関わらず逆に毛が太くなる現象 | クリニックで相談し、照射威力を変えたり脱毛器を変えるなどの対応をしてもらいましょう。 |

④色素沈着がある部分は施術できない
脱毛をしたい部位にメラニン色素が強いシミやほくろなどがあると脱毛することができません。また日焼けした肌も肌の表面にメラニン色素が着いている状態であるため脱毛することができません。何故色素沈着がある部分は脱毛できないのでしょうか。それはシミやほくろ、日焼けなどの色素沈着がある部分を脱毛しようとするとレーザー光線は毛根だけでなくシミやほくろにまで反応してしまい、その部分が火傷を起こしてしまう危険性があるからです。
色素沈着がある部分は絶対に脱毛できないの?
色素沈着があっても脱毛器の種類によっては脱毛できる場合があります。ただクリニックによって扱っている脱毛器は違いますので、脱毛できるかどうか一度クリニックで相談してみて下さい。
⑤産毛など薄い毛には効果が低い
脱毛する際、メラニン色素にのみ反応するレーザー光線を使用するため、産毛などのメラニン色素が薄い毛には効果があまり期待できません。でも指や顔の産毛は薄いとはいえ目立ってしまうものです。産毛も脱毛したいという人は、ダイオードレーザーという種類の脱毛器がおすすめです。脱毛器にも様々な種類があり、中でもダイオードレーザーは産毛にも効果が出やすいと言われている脱毛器なのです。ただしクリニックによって取り扱っている脱毛器は違いますので事前にどんな脱毛器を使っているか確かめておくと良いでしょう。
⑥汗の量が増えたように感じる
医療脱毛が汗線に影響を及ぼすことはないとされています。しかし実際は脇毛の脱毛をした人の多くが「脇汗が多くなった」と感じています。では何故汗の量が増えたように感じるのでしょうか。それは今まであったむだ毛が無くなったことにより汗が肌への流れやすくなり、汗の感触が肌へと伝わりやすくなったり、服に汗が染み込みやすくなってしまったせいです。医療脱毛により汗が増えることはないので安心してください。




施術期間中に気をつけなきゃいけないこと
日焼けをした肌は脱毛をすることができないため、施術期間中は日傘や日焼け止めクリームで日焼け対策をする必要があります。特に夏は外を歩くだけですぐに日焼けしてしまうので注意が必要です。脱毛前後は飲酒も控えましょう。脱毛前に飲酒をすると施術中に気分が悪くなってしまう場合がありますし、脱毛直後の飲酒も肌に刺激を与え赤みやかゆみを起こす原因となります。そして施術期間中とても大切になるのが保湿です。肌が乾燥していると乾燥していないときに比べて脱毛する際の痛みが強くなる傾向があるのです。
脱毛後の保湿もとても重要です。脱毛後の肌は少なからずダメージを受けており、水分量もいつもより少なめになります。せっかく脱毛をしても乾燥したガサガサ肌では意味がありませんよね。脱毛後は化粧水などでしっかりと保湿するようにしましょう。他にも脱毛後は、肌に刺激を与えないよう湯船に浸かったり激しい運動は控えましょう。
施術期間中に気を付けるポイント
- 日焼けをしないよう気を付ける
- 脱毛前後は肌が乾燥しないよう保湿を心がける
- 脱毛前後はお酒を飲まない
- 脱毛後は湯船に浸からない
- 脱毛後はスポーツなど激しい運動はしない
医療脱毛のメリット
①脱毛効果が高い
医療脱毛で使用する脱毛器はエステサロンで使われるものに比べて威力が高く、その分エステ脱毛よりも高い効果を得ることが出来ます。毛根を破壊するため、脱毛が完了した部位から毛が再生することはほとんどなく半永久的に脱毛することが可能です。そのため「産毛や薄い毛でも生えてくるのは嫌。」という方にはエステ脱用よりも医療脱毛がおすすめでしょう。

②脱毛完了までの回数・期間が短い
エステサロンで全身脱毛をしようとすると平均で15~20回程度、3年間以上通わなくてはいけないのに対して、医療脱毛は平均で5~8回、1~2年程度で全身を脱毛することができます。そのため「長期間通うのは面倒」「短期間で脱毛してしまいたい」という方には医療脱毛がおすすめです。
③肌トラブルが起きても安心
医療脱毛は医療機関が行う脱毛ですので、必ず専門の知識と資格を持った人間が施術をしアフターフォローもしてくれます。そのため赤みが出るなどの肌トラブルが起きてもすぐに診察してもらえ、必要に応じて薬も処方してもらうことができます。しかしエステ脱毛は、資格がない人間でも行うことができるので肌トラブルが起きた際に対応ができず病院に回されるなどして対処が遅れてしまう危険性があるのです。
クリニック選びココを確認!重要な3つのポイント
まずはカウンセリングやテスト照射をしっかり受ける
医療脱毛では、脱毛をする前に無料カウンセリングやテスト照射を行います。カウンセリングでは脱毛の仕組みや脱毛コースについて説明されたりするので、分からないことや不安なことがあればどんどん質問していきましょう。料金についてもしっかり確認しておくことが大切です。ネットで料金が公開されている場合がありますが、実際にその料金で合っているのか確かめておきましょう。
テスト照射は契約前に必ず行うクリニックとそうではないクリニックがあります。テスト照射は、痛みや自分の肌が脱毛に耐えられるのかを確認するための重要な項目です。必ず契約前にテスト照射が受けられるかどうかを聞き、可能であれば必ずテスト照射を受けましょう。カウンセリングやテスト照射を受けて「ここのクリニックは自分には合わない」と思ったら契約をしなくてもOKです。後悔がないようコース内容や料金、技術を確かめ納得したうえで契約しましょう。

保証やサービスが整ったクリニックを選ぶ
肌トラブルが起きた際の対処もしてくれるか、脱毛終了後や照射漏れがあった際の保証はしっかりしているのか、肌トラブルが起きた際の対処もしてくれるか、VIOを脱毛する場合は生理になると脱毛が受けられないため当日キャンセルをした際にキャンセル料がかからないかなどサービスの面で充実しているかもクリニック選びの重要なポイントです。
自分に合った脱毛器を知っておく
脱毛器にはさまざまな種類があります。それぞれ特徴があり、脱毛器の種類によっては自分に合わず思い通りの脱毛効果が得られない場合もあるでしょう。自分に合った脱毛器を知り、その脱毛器を取り扱っているクリニックで脱毛することでより効率的に脱毛することが出来ます。
脱毛器の種類 | 特徴 |
---|---|
ダイオードレーザー | 最先端の医療用脱毛機器で、高い脱毛効果が期待できます。毛が薄い人、産毛もしっかり脱毛したい人におすすめです。 |
ヤグレーザー | 他の脱毛器よりもレーザーが肌の深くまで侵入します。そのため毛根が深く他の脱毛器では脱毛できなかった人におすすめです。また日焼けした肌でも脱毛することができるので、肌が日焼けしている人にもおすすめです。 |
アレキサンドライトレーザー | 照射の度に冷却ガスを噴射するため肌へのダメージが少なく痛みも少ないとされています。脱毛効果以外に美容効果も高いと言われている脱毛器です。毛穴の黒ずみを分解したり、肌全体を引き締める効果が期待できます。 |
ライトシェア・デュエット | 照射部分を吸引しながら照射します。痛みが少なく、痛みを感じやすいVIOを脱毛する際に適しています。ライトシェア・デュエットは照射面積が他の脱毛器に比べて格段に広く施術時間が短いのも特徴です。日焼けした肌にも対応可能です。 |
G-MAX | アレキサンドライトレーザーとヤグレーザーを組み合わせた脱毛器です。冷却装置が搭載されているため火傷のリスクも低く、痛みも緩和されるため痛みに弱い人におすすめです。肌の新陳代謝を促す効果があり、美肌効果も期待できます。 |
ロングパルスヤグレーザー | VIOなど根が深い毛を脱毛するのに向いている脱毛器です。表皮のメラニンに対する反応が薄いため、色黒の人や色素沈着がある人でも照射することができます。 |
自分にあった医療脱毛の方法を選ぼう
一言で医療脱毛といっても、クリニックによって使う脱毛器の種類や麻酔の種類、値段や脱毛完了までにかかる期間も違います。自分にあった脱毛器はどれなのか、麻酔を使用したいのかしたくないのかなど自分に合った医療脱毛の方法を考え、自分に合ったクリニックを選ぶようにしましょう。また綺麗なスベスベなお肌を手に入れるには自らの努力も必要不可欠です。施術期間中は日焼け対策や保湿をいつも以上に心がけていきましょう。