
【脱毛の基礎知識】毛周期ってひげにある?どれくらいの期間が必要?
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目次
ひげの毛周期を知って効果的に脱毛しよう

ひげの毛周期ついて学ぼう
そもそも毛周期とは
体毛は永遠に伸び続けるわけではありません。あらゆる毛はつねに「育っては抜け落ちるという」というサイクルを繰り返し、一定の周期で生え変わっています。それが「毛周期」と呼ばれるヘアサイクルです。 毛周期は「休止期」→「成長期」→「退行期」という3段階に分かれています。成長期
成長期は毛の製造工場である毛母細胞が活性化している期間です。毛細血管から毛乳頭へと栄養が送られると、毛母細胞の分裂が活発になり、毛の根元である毛球が作られます。毛母細胞はどんどん分裂を繰りすことで毛を伸ばし、皮膚の外にまで顔を出します。このような毛の育ち盛りの時期を「成長期」と呼び、退行期に移行するまで毛は伸び続けるのです。 成長期の期間は体の部位によって大きく異なります。腕などのムダ毛は約3ヶ月間、髪の毛などは約5年間と、かなりの差があります。成長しきった毛は、それ以上伸びることがありません。たとえば頭髪の場合、男性だと腰あたりまで、女性だと脚のあたりまでしか伸び続けることができません。退行期
退行期は毛と毛乳頭の繋がりが弱くなり、毛が抜け落ちる準備をはじめる期間です。成長期を終えると毛母細胞の分裂が止まるため、毛の成長も止まります。そして、皮膚内の毛が退縮していくことで、毛乳頭から毛の根元が離れ、徐々に表皮へと移動していきます。休止期
休止期は、毛と毛乳頭が完全に離れ、毛が自然に抜け落ちていく期間です。毛が抜けたあと、毛根は休眠し、次の成長期を迎えます。このとき、毛穴のなかには毛がまったく存在していません。この3つのサイクルを繰り返すことで、体毛は全身に生え続けることができるのです。レーザーや光は成長期の毛根にしか効果がない
実はこの毛周期、効果的な脱毛を行うための重要な要素のひとつとなっています。なぜなら、レーザー脱毛や光脱毛は成長期の毛根にしか効果を発揮しないからです。髪の毛が黒いのはメラニン色素の影響です。体内のメラニン色素の量は、黒人・白人・黄色人種などの肌色を決めるだけでなく、体毛の色にも影響を与えます。 そして、メラニン色素を生成するメラノサイト(色素形成細胞)は、毛母細胞のすぐ隣にも存在します。毛母細胞が分裂して髪が伸びていく際に、メラニン色素が髪の内部に取りこまれ、毛は黒色へと染まっていくのです。 脱毛用のレーザーや光は、黒色(メラニン色素)にのみ反応するように設定されています。 皮膚の下の黒い毛のみに集中的に熱を加えることで、毛母細胞を破壊します。毛色がもっとも濃い時期=毛母細胞が活発な成長期ですから、レーザーの熱が毛根までしっかり届くのは「成長期」か「退行期の一部の毛」のみとなります。 逆に休止期や退行期の毛はメラニン色素が薄いため、あまりレーザーや光に影響を受けないどころか、照射することで皮膚に余計なダメージを与える原因となってしまいます。ヒゲの毛周期は1.5ヶ月~2ヶ月
ヒゲの毛周期は1.5ヶ月~2ヶ月ほどで一周します。ワキ毛や頭髪などは3~4ヵ月周期ですので、ひげはかなり短いサイクルで生え変わっていると言えます。 しかもひげの場合は、成長期の毛穴がつねに80%ほど存在します。一般的に体毛は3分の1が成長期、残りの3分の2が休止期に入っているため、ひげはかなり多くの毛が皮膚上に露出しているんですね。つまり、ひげは伸びるスピードが早くて密度も高いために、青ひげのように色濃く目立ってしまいがちなのです。ひげ脱毛に通うペースと期間・回数って?
ひげも毛周期に合わせて脱毛するため、脱毛を受ける際にはある程度の期間と回数が必要となります。ツルツルなら1.5ヶ月~2ヶ月に1度
ツルツルの状態を目指す方は、1.5~2ヶ月に1度のペースで施術を受けるとよいでしょう。脱毛を続けるうちにひげの伸びるスピードが低下していきますので、それ以降は3~6ヶ月に1回までペースを落としても大丈夫です。 具体的には、初回施術時の毛量を100%とした場合、2回目以降は30~60%ほど生えてきたら施術を受けるのがベストです。脱毛完了までに必要な施術回数は、約10回〜20回ほどが目安だと言われています。薄くするなら3ヶ月~6ヶ月に1度
ひげを薄くしたい方は、最初から3ヶ月~6ヶ月に1回の施術ペースでも大丈夫です。施術後、80%程度の毛が生えてきてからまた施術を受ける、というペースがもっとも効率的ですね。 毛周期に合わせるよりも、単純に「今生えている毛の量」で次回の来店時期を決めるとよいでしょう。完了までに必要な施術回数は、約4回~6回程度だと言われています。 また、脱毛が完全に終わるまでの期間は1〜2年ほどかかります。- ・レーザー脱毛の場合、ツルツルにするには1年~2年ほど、薄くしたいなら半年~1年
- ・光脱毛の場合、ツルツルにするには1年半~3年ほど、薄くするのに半年~1年半
- ・針脱毛の場合、毛量が多いほど施術回数が多くなります。ツルツルにするには約2年、薄くするのには半年以上かかります。
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ひげ脱毛でツルツルになりました26歳、男性初回のレーザー照射後1~2週間でヒゲが抜け始め、ツルツルになりました。しかし、ある程度日にちが経つとまたヒゲが生えてきますが、それを数回を重ねるごとに生えてくるヒゲの本数が減ってくるのを実感できました。4度目ぐらいの施術からレーザーの出力レベルを上げ、少し痛みが増しましたが、効果もしっかりと出て、さらにヒゲが減っていきます。段々と毎朝のヒゲ剃りが楽になり、ヒゲ剃り後の青ヒゲもなくなり爽やかな印象になり、効果には非常に満足しています。
間隔を空けすぎても問題ナシ
仕事などで忙しく、頻繁に脱毛サロンに通うことができないという方でも心配はありません。施術間隔があいてしまっても、脱毛効果はしっかりと得られます。 3ヶ月ほど施術期間があいてしまったとしても、その時に成長期を迎えている毛に照射すれば十分な効果が得られます。ただし、同じ期間内に施術する回数が多ければ多いほど、早く脱毛を終えられるのは確かです。 逆に、施術の間隔が短すぎると、効果のない休止期の毛根に照射してしまう上、皮膚に余計な負担を与えることになってしまいます。つまり、施術の間隔が空いてしまう分には問題はありませんが、短すぎる方はダメだということですね。毛周期は早いのに脱毛期間が長いワケ
ひげは毛周期が短い=早いペースで脱毛できる、というイメージを抱いた方もいらっしゃると思いますが、実際はその逆です。むしろひげは脱毛完了までに、他の部位よりも長い期間を要します。その理由は、ひげが男性ホルモンの影響を強く受けて、毛根が活発に活動している場所だからです。毛の密度が高く効果が出にくい
たとえばスネ毛やワキ毛などは、成長期の毛穴が全体の20~30%ほどしかなく、他の毛穴は退行期・休止期として沈黙しています。しかし、ひげは成長期の毛穴がつねに80%ほど活動しており、毛の密度が他と比べて極端に高いのです。 毛の密度が濃いとレーザーなどの照射レベルを上げることができないため、どうしても脱毛効果が出にくくなります。無理にレーザーの照射レベルを上げてしまえば、毛根を焼くだけでなく、肌全体がひどい火傷を負ってしまう可能性もあるため、慎重に照射レベルを調節する必要があるのです。 このような理由から、ひげは脱毛に一番時間がかかる場所だと言われています。ただし、施術によってひげの密度が低下していけばレーザーの照射レベルを上げることができますので、実際にはそんなに時間はかからないとも言われています。ひげ脱毛でよくある質問
ひげ脱毛には興味あるけど、施術中の痛みやアフターケアなどが不安だという方のために、よくある質問をまとめてみました。痛みは強いですか?
ひげの脱毛施術には必ず痛みが伴います。
医療レーザー脱毛、フラッシュ脱毛、ニードル脱毛など、すべてにおいて基本的に痛みは避けられないと思っておいた方がいいでしょう。
痛みの強度にはかなりの個人差があります。肌質、肌色、毛の太さ・量・密度などによっても痛みの感じ方は大きく異なります。
医療レーザー脱毛、フラッシュ脱毛、ニードル脱毛など、すべてにおいて基本的に痛みは避けられないと思っておいた方がいいでしょう。
痛みの強度にはかなりの個人差があります。肌質、肌色、毛の太さ・量・密度などによっても痛みの感じ方は大きく異なります。
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泣きました31歳、男性最初は激痛で泣きそうになりました。というか泣きました。痛すぎると感じました。特に鼻の下。ここは何度照射しても激痛ですし、濃い毛が残ってしまう箇所です。痛いのは勿論のことなのですが脱毛後は、照射したヒゲが膨張して一時的に逆にドロボウ髭状態になってしまう症状が現れます。これは絶対にそうなります。その時の状態が醜くて嫌でした。しかし3回目くらいから徐々に効果が現れてきて嬉しかったです。3年間通ってかなり薄くなったので効果は確かにありました。
- 痛みを強く感じやすい方→色黒な方、日焼けしている方、乾燥肌の方
- 痛みを感じにくい方→色白な方、ひげが密集していない方、みずみずしい肌の方
青髭をなくすことは可能ですか?
可能です。青ひげとは、皮膚内の毛の色が透けて見えている状態ですので、毛根を破壊し皮下の毛を駆逐すれば綺麗な肌色を取り戻すことができます。
肌荒れになることはありますか?
残念ながら、ひげ脱毛の施術後には多くの方が肌荒れを経験しているようです。
施術では皮膚内の毛母細胞を破壊しますので、肌へのダメージは避けられません。例えるなら、軽い火傷をしているような状態です。
また、毛嚢炎(もうのうえん)など、毛穴の奥に細菌が入り込むことで起こる炎症や、赤み、かゆみ、ブツブツ、乾燥肌なども引き起こす場合があります。 しかしどれも一時的なものですので、あまり心配する必要はありません。
施術では皮膚内の毛母細胞を破壊しますので、肌へのダメージは避けられません。例えるなら、軽い火傷をしているような状態です。
また、毛嚢炎(もうのうえん)など、毛穴の奥に細菌が入り込むことで起こる炎症や、赤み、かゆみ、ブツブツ、乾燥肌なども引き起こす場合があります。 しかしどれも一時的なものですので、あまり心配する必要はありません。
また、肌トラブルを防ぐために施術後の保湿ケアをしっかり行ってくれる所を選びましょう。化粧水と乳液をコットンに含ませて優しく患部に塗布する、というセルフ保湿ケアも効果的です。とにかく施術部を乾燥させないこと、それがアフターケアの大きなポイントとなります。
あまりに酷い肌荒れを起こした場合は、脱毛クリニックの医師に伝えて治療をしてもらうか、皮膚科を受診して治療を受けましょう。医療系の脱毛クリニックによっては、肌荒れを回復させる飲み薬や塗り薬を処方してくれる場合もあります。毛抜きで抜いていても脱毛できますか?
普段は毛抜きでヒゲを処理しているという方でも、もちろん脱毛は可能です。
ただし、毛抜きを使用してから少なくとも1か月程度は施術を受けないようにしましょう。
毛抜きでヒゲを引き抜くと、毛根にまでレーザーやフラッシュの熱を伝えるために必要な導火線がなくなってしまうため、毛母細胞を破壊することができません。
ただし、毛抜きを使用してから少なくとも1か月程度は施術を受けないようにしましょう。
毛抜きでヒゲを引き抜くと、毛根にまでレーザーやフラッシュの熱を伝えるために必要な導火線がなくなってしまうため、毛母細胞を破壊することができません。
日焼けしていても脱毛できますか?
重度の日焼けをしている場合は、脱毛施術を受けられない可能性があります。
光脱毛やレーザー脱毛は「黒いもの」に反応します。日焼けして肌の色が黒い状態だと、毛根だけではなく肌の色にまで反応し、火傷をしてしまう場合があります。
極力日焼けをしていない状態で施術を受けるとよいでしょう。
光脱毛やレーザー脱毛は「黒いもの」に反応します。日焼けして肌の色が黒い状態だと、毛根だけではなく肌の色にまで反応し、火傷をしてしまう場合があります。
極力日焼けをしていない状態で施術を受けるとよいでしょう。