カミソリ負けには「オロナイン」がおすすめ!最低1つは必需品?

カミソリ負けには「オロナイン」がおすすめ!最低1つは必需品?

シェアする

目次
  • カミソリ負けの薬はオロナインがおすすめ!
  • ​オロナインが効果的な2つの理由
  • ​そもそもカミソリ負けとは
  • ​オロナインでの処置の仕方
  • ​カミソリ負けでよくある質問
  • ​オロナインは応急処置として万能!常備しておこう!

カミソリ負けの薬はオロナインがおすすめ!

​ムダ毛の処理にヒゲ剃り…。男性も女性もお世話になることの多いカミソリですが、ちょっとしたことでカミソリ負けになりやすいのが難点です。​カミソリの使い方や体質、体調によっては、処理するたびにカミソリ負けしてしまう人も珍しくありません。
そんなカミソリ負けに悩んでいる人におすすめのケア用品が、家庭の薬箱に常備していることの多いオロナインなんです。​
あかりさん
ハルくん、どうしたの?顔をしかめて。
ハルくん
うーん、カミソリ負けしちゃったかもしれません。ほっぺたが痛くって。
薬箱にオロナインがあるから、塗るといいよ。わぁ、ちょうどよかった。
あかりさーん。オロナインって傷薬じゃなかったですか?てか、ちょうどよかったって、なんですか。

今回は、カミソリ負けにはオロナインがいい、というお話なの!

 では、さっそく説明していきましょう。​

​オロナインが効果的な2つの理由

カミソリは、ムダ毛やヒゲの処理を手早くできる安価なアイテムです。ただ、カミソリを使った場合、うっかりするとカミソリ負けしてしまうリスクを伴います。カミソリ負けすれば、肌にヒリヒリとした痛みを感じたり、赤いブツブツが発生したり。 カミソリを使用するのは、肌をスッキリと清潔に見せようとする目的から、人目につきやすい部分が多いものです。よかれと思ってした行為が、かえって肌の状態を悪くしてしまう結果となっては、悲しい思いをしますね。 そんなカミソリ負けを一刻も早く治したいと考えるのは、当然のことですよね。ですが、「なんとなくよさそう」「家にあるから」という安易な考えで、カミソリ負けした肌に塗るものを選ぶのはよくありません。アトピー性皮膚炎の人がもらっている薬があるから、とカミソリ負けした部分に塗れば、逆効果となる場合もあるのです。

オロナインの成分って何?

家庭の薬箱に入っている可能性の高いもの、また、身近なドラッグストアで手に入りやすいもので、カミソリ負けにおすすめなのは、オロナイン軟膏です。オロナインの変わらない容器は、子供の頃にも自宅で見たことがある!という人も多いのではないでしょうか。それもそのはず、オロナインが日本に登場したのは、今から半世紀以上前。1953年のことです。1969年にはオロナインD軟膏、1972年にはオロナインH軟膏と改良されていますが、それ以降は、消費者のイメージ優先という大塚製薬の考え方から、パッケージも変わらないままです。 そんな長い歴史を持つオロナインが、カミソリ負けのケアに効果的なのは、なぜなのでしょうか。まず、オロナインに使われている成分をチェックしてみましょう。​
​オロナインH軟膏
有効成分​ ​クロルヘキシジングルコン酸塩液(20%)​
​添加物 ​ラウロマクロゴール・ポリソルベート80・硫酸Al/K・マクロゴール・グリセリン・オリブ油・ステアリルアルコール・サラシミツロウ・ワセリン・自己乳化型ステアリン酸グリセリル・香料・精製水​
オロナインの効能・効果のある症状としては、きず、あかぎれやひび、軽いやけど、にきび、水虫などが記載されています。​

​効果的な理由①殺菌作用があるから

カミソリ負けした肌が痛いのは、産毛やヒゲを皮膚表面でカットしようとして、カミソリの刃で皮膚まで傷つけてしまっているからです。ざっくりと出血するような大きな傷ではなくても、知らず知らずのうちにカミソリで皮膚表面を細かく削り取り、小さな傷となっている場合があるのです。また、この傷から菌が入った場合には、炎症を起こして赤いブツブツとなることもあります。 オロナインには、クロルヘキシジングルコン酸塩液という有効成分が含まれています。この成分は、殺菌作用があるため、一般的な傷と同様、カミソリによる傷にも有効です。菌の活動によってカミソリ負けがひどくなるのを防いでくれます。​

​効果的な理由②止血効果があるから

さらに、オロナインの添加物の欄を見ると、ラウロマクロゴール硫酸アルミニウムカリウム(硫酸Al/K)といった成分が含まれていることがわかります。 ラウロマクロゴールというのは止血薬、そして硫酸アルミニウムカリウムという物質はミョウバンの一種であり、肌を引き締める効果があるほか、止血作用にも働く成分です。このため、オロナインは、カミソリでダメージを受けた皮膚が出血した場合にも効果的です。​

​オロナイン皮膚症の心配はナシ

オロナイン皮膚症」という言葉を聞いたことがある人は、オロナインを使用することに抵抗があるかもしれませんね。オロナイン皮膚症は、オロナインを長期間にわたって塗り続けるうちに、皮膚の潤いがなくなり、ガサガサと荒れてしまう症状です。 しかし、この症状は昭和40年代前半によく見られた症状で、現在では見られません。それは、改良される前の当時のオロナインが、陽イオン界面活性剤を基剤に用いていたことが原因です。陽イオン界面活性剤が皮膚の脂分を落としてしまうために乾皮症のような状態になっていたのです。こ の点、現在のオロナインは改良されているため、かつてのような皮膚症の心配はありません。​

​そもそもカミソリ負けとは

友だちに聞くと、カミソリ負けしやすい人、しにくい人いますよね。
そう。それに、同じ人でも体調や状況によって、カミソリ負けしやすくなることがあるの。

 そもそも、どういったことが原因で、カミソリ負けしてしまうのでしょうか。​

​カミソリ負けの原因

カミソリ負けにつながってしまう要因はさまざまです。例えば、以下のようなことに心当たりはありませんか?​

​肌が敏感な時に剃った

肌が荒れた状態や敏感な時にカミソリを使うと、カミソリ負けしやすくなります。女性に多いトラブルが、生理中や妊娠中でのカミソリ負けです。 生理、妊娠など、女性の体の変化には女性ホルモンが関わっています。生理前や妊娠初期に分泌量が増すプロゲステロンは、体内に水分や脂肪分を溜め込もうとするほか、肌の皮脂分泌量を増加させます。このため、この時期の肌はにきびや皮脂つまりが起こりやすくなります。 また、水分と脂分のバランスが崩れた肌は、バリア機能が弱くなって、普段より敏感になりがちです。​ みんなの声は?   妊娠すると肌質の変化に戸惑うことがあるようです。生理周期には気をつけて、カミソリを使う日を選びたいですね。

​カミソリの状態が悪い

定期的にカミソリの状態をチェックしていますか?前回切れていたから、今回も大丈夫、とは限りません。カミソリは使用しているうちに、刃こぼれしたり錆びたりします。切れ味の落ちたカミソリを使っていると、肌の上で滑らせるときに小さな抵抗が生まれ、細かな傷をつけることになってしまいます。 また、カミソリを使用する風呂場や洗面所は、湿度の高い場所です。保管の仕方をいい加減にしていると、カミソリに雑菌が繁殖した状態となっているかもしれません。カミソリで傷ついた肌を、さらに菌が悪化させる可能性が高くなります。​ みんなの声は?   古いカミソリをつい使ったことが原因で、カミソリ負けに…。新しいカミソリをストックしておいた方がよいかもしれませんね。

​間違った方法で剃った

カミソリの使い方は、特に学校で習うようなものでもないため、いつのまにか自己流が習慣となり、それがカミソリ負けの原因となっている場合もあります。
  • 肌を濡らさずに剃った​
急いでいるからといって、肌を濡らすことなくいきなりカミソリをあててしまっては、カミソリがつっかかるのも当然です。カミソリをあてる部分の肌を濡らし、毛に水分が含まれる状態にすると柔らかくなって、切断がスムーズになります。
  • シェービング剤を使わなかった​
ヒゲ剃りに専用のシェービングフォームではなく、石鹸やボディソープを代用することも、カミソリ負けとなる一因です。処理をする時間の長さだけ洗浄成分を肌にのせた状態となるので、もともと乾燥しがちな肌の人にとっては、脂分をとり過ぎてしまうことがあるのです。
  • 逆剃りした
また、深く剃れるからと逆剃りから始めるのもいけません。毛の生えている方向に逆らうようにカミソリを使うと、同時に皮膚が引っ張られ、刃先に触れることで、傷ついてしまいます。まずは、毛と同じ向きにカミソリを使い、剃り残したところを逆剃りで仕上げるというのが、肌に負担のない方法です。
  • アフターケアをしなかった
カミソリで剃った後の肌は、多かれ少なかれダメージを受けています。化粧水や保湿効果のあるクリームを塗って、アフターケアをするのが、肌のためにはおすすめです。アフターケアを怠れば、カミソリ負けのリスクは高くなってしまいます。​ みんなの声は?​​ いざカミソリ負けすると、理由はわかってくるのですが、それでもなかなか防げないようです。

​元々の肌質・体質

体質的に肌が敏感な人、アレルギーで肌荒れしやすい人は、カミソリ負けしやすい傾向にあります。そんな人は、自分の生理やカミソリの状態、使い方などにも注意しなければ、カミソリ負けしやすい条件が重なってしまいます。できるだけ肌に負担のかからない方法を選び、カミソリを使う頻度や保管方法にも気をつけましょう。 ​みんなの声は?​​ 切実な願いを持っている人もいるようです。体質を認識し注意していてもカミソリ負けするのは、つらいですね。

あなたがカミソリ負けをした原因をチェック

  • 生理・妊娠中にムダ毛の処理を行った。
  • 同じカミソリを長く使っている。
  • 無造作にカミソリを放置している。
  • 肌が乾いている状態で剃った。
  • 剃る時に、石鹸またはボディソープを使った。
  • 毛が生えているのと反対の方向から剃り始めた。
  • 剃った後のスキンケアをしていない。
  • 体質的に肌が弱い。

​カミソリ負けの症状

上記のような原因から皮膚の表面上が傷つくと、ヒリヒリする痛みの症状となって現れます。小さな傷は、時を経れば治っていきますが、治らないうちにカミソリの処理を繰り返せば、悪化する可能性も出てきます。 また、傷口から細菌が侵入し、毛穴の奥の毛包で炎症を起こせば、皮膚上には赤みやブツブツが発生します。「毛嚢炎」といい、これもカミソリ負けの症状です。この症状には、かゆみを伴うことも珍しくありません。​

​オロナインでの処置の仕方

カミソリ負けの症状が現れ、痛みやかゆみが気になっても、むやみやたらに手で触ったり搔きむしったりしてはいけません。オロナインを用意し、次のように処置します。

​カミソリ負けのケアのし方​

​①クーリングする

まずは、痛みやブツブツ、かゆみの出ている部分を冷やしましょう氷で冷やしたタオルや保冷剤などが便利です。冷やすことによって血管を収縮させ、カミソリ負けの炎症やかゆみを抑えられます。 また、毛穴を引きしめることにより、菌の侵入や活動を妨げるため、カミソリ負けがひどくなるのを避けられます。​

​②オロナインを塗る

肌を十分冷やした後に、適量のオロナインを塗り広げましょう。オロナインの成分が殺菌、止血に働いて、カミソリ負けのダメージからの回復をサポートしてくれます。また、休日などに合わせて、ヒゲ剃りやムダ毛の処理を休むことも考えてみてください。​

​軽度の毛嚢炎にも効果アリ

毛穴の中の毛根を包んでいる部分、毛包が炎症を起こしている状態が毛嚢炎です。これは、人の皮膚の常在菌である黄色ブドウ球菌が原因です。健康な皮膚ではこの菌による炎症は見られませんが、ちょっとした傷や免疫力の低下が原因となって、毛嚢炎が発症します。 オロナインには殺菌作用があるので、軽度であれば毛嚢炎のケアにも効果が期待できます。​
あまりに症状がひどいときや心配な場合は、皮膚科を受診するようにしてくださいね。

​カミソリ負けを繰り返さないために

​ここまで見てきたように、カミソリ負けに困ったときにはオロナインが活躍してくれます。

ですが、実際カミソリ負けしてから慌ててケアするよりも、カミソリ負けの症状を繰り返さないのがなによりですね。自分のカミソリ負けの原因をチェックしたら、カミソリの使い方や保管方法、処理の時期について、改善していきましょう。 カミソリ負けを予防するために大切なことは、定期的にカミソリの刃を確認し、衛生的に保つこと。そして、正しい方法でカミソリを使うことです。肌の弱いことを自覚している人は、石鹸やボディシャンプーよりもシェービング剤を利用しましょう。剃る順番は、まず毛の生えている方向に沿って始めることを忘れないでください。 処理の後には、自分の肌質に合ったローションやクリームで保湿します。普段から肌の状態が気になっている人は、食事の内容や睡眠など生活習慣を見直すことで、健康的な肌を取り戻せる可能性があります。 さまざまな対策をした上で、どうしてもカミソリ負けを繰り返してしまうのなら、脱毛クリームやエステなどほかの処理方法を考えるのもよいでしょう。​

​カミソリ負けでよくある質問

カミソリ負けのケアについて、よくある質問にお答えしましょう。オロナインのほか、いつも使っているクリームや薬はどうなのか、知っておきたいですね。​

ニベアではダメですか?

ニベアも手に入りやすくて、多くの家庭で見かける製品です。ニベアの成分は、ワセリン、グリセリン、ミネラルオイルなど、保湿を目的とするものが中心となっています。肌荒れやカミソリ負けの予防、カミソリ使用後の保湿には、効果を発揮してくれるでしょう。ただ、ニベアには、オロナインのような殺菌作用のある成分は入っていません。ですから、カミソリ負けで傷ついた肌には、オロナインの方が適していると言えるのです。

ワセリンではダメですか?

ワセリンは、オロナインにもニベアにも含まれている成分です。石油精製にともなって発見された歴史の長い成分で、安全性が高く、さまざまな用途に使われています。肌に浸透せず、表面上に留まる性質があり、保湿の力に優れています。カミソリ負けのケアにも利用できますが、ニベアと同様、殺菌に作用する成分は含まれていません。オロナインを塗った後、保湿力を高めるために併用することが可能です。

ニキビ用の薬を塗ってもいいですか?

ニキビ用の薬には、殺菌の力があるから、カミソリ負けにもよいのでは?と考えがちですが、それを使うのはちょっと待ってください。ニキビに使うという目的から、薬の成分にはイオウが使われている場合があるのです。これはニキビの原因となる皮膚の脂分を吸収させるためです。これをカミソリ負けした肌に使っては、保湿どころか乾燥させ、さらなる肌荒れのもととなりかねません。カミソリ負けにニキビ薬は安易に使わないようにしましょう。
なるほどー。納得しました。じゃあ、オロナイン塗ろうっと。
あら櫻井くん?まだ塗ってなかったの~?そんなに私って信用ないのかしら?
いやですねー、そういうわけじゃ…。薬箱探してきまーす。

​オロナインは応急処置として万能!常備しておこう!

ちょっとした傷や軽いやけどなど、オロナインは日常の応急処置になじみのある薬です。今回、その成分や効果について見てきたことで、カミソリ負けした場合にも効果的であることを納得していただけたでしょうか。 カミソリでのヒゲ剃りやムダ毛処理を日常的に行っている人は、オロナインを常備しておくと安心ですね。いざというときのために、ぜひ覚えておいてくださいね。​
img footer post layout

TOP